再開の自己紹介

日々の作業に追われ長い間ここを放置していましたが、
心機一転今後は定期的にここに色々書いていくことにしました。
これまでは主に英語でブログを更新していましたが、今回から日本語と英語両方の言葉で書いていきたいと思います。

では改めて自己紹介から始めたいと思います。
私、名前を角田高廣(スミダ タカヒロ)
1975年東京生まれ、今年不惑の40歳。
漆器の本場輪島で漆塗りを学び、
4年前より工房「漆貴 山猫堂 (しっき やまねこどう)」を山梨県北杜市にて開きました。
「漆貴 山猫堂」は金属の素材に漆塗りを施したアクセサリーを制作する工房で、
現在は甲冑をモチーフとしたデザインのアクセサリーを主に制作しています。

漆塗りを勉強したい、仕事にしたいと思った理由は漆塗りに可能性を見たからです。
「漆塗り」と聞くと普通は木の器に漆を塗った「漆器」を思い浮かべると思いますが、
実際漆は色々は素材に使われてきました。
木・革・紙・金属・陶器…といった様々な素材に漆は塗られてきた歴史があります。
そして単なる塗料としてではなく、蒔絵に代表される加飾の技法が確立されているので
実に様々な仕上げ方ができるということも魅力に思えたのです。
様々ある漆芸の技法の中で私が独立するにあったって独自の「色」として使っているのが
「焼付け漆」という技法です。
漆は通常一定の湿度と温度によって漆の中の酵素が化学変化を起こして硬化します。
それとは異なり、焼付け漆は文字通り熱を加える事によって通常とは異なる方法で硬化させる方法のことを言います。
通常の塗り方より接着強度が上がるので漆が剥がれにくくなると同時に
もう一つの漆の欠点である「漆かぶれ」の原因となる酵素が熱により活動を停止するので
より肌に密着するアクセサリーに適している技法です。

この焼付け漆という技法の可能性を追求しながら、
今までにない「新しい漆」を作っていけたらという思いのもと、日々制作に打ち込んでいます。

今後は私のことを始め、漆芸のこと、作品のことなどを週刊で話していきたいと思いますので、
気になった方はギャラリーのページ等もご覧いただけたら幸いです。
手作りマーケットの「iichi」でも作品を紹介していますので、そちらも御覧下さい。

ではまた来週。

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