炎のウルシ

 

漆貴 山猫堂では漆を塗る際に通常の漆塗りの方法ではなく  

「焼き付け漆」という技法を使っています。  

 

漆はいわゆる「乾燥」ではなく  

空気中の水分と化学反応をして「硬化」します。  

その為にはある程度の湿度と温度が必要です。  

漆にはもう一つ固まらせる方法があって  

それが漆を塗った後に「高温で焼いて」硬化させる方法です。 

 

この「焼き付け漆」の利点は  

  1. 塗り上がりがガラスのようにツヤツヤになる  

  2. 漆の強度が上がる  

  3. かぶれの原因になる酵素の働きを熱で止めるので、かぶれる心配がほとんどない    

(※通常の漆器でもしっかり乾していれば、かぶれる心配は先ずありません)  

ですので、肌と直接接触するアクセサリーに焼き付け漆は適している方法なのです。  

 

 

 

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