今回は山猫堂について説明したいと思います。

「漆貴 山猫堂」(しっき やまねこどう)がこの工房の名前です。
「漆貴」は漆の器の「漆器」ではなく「漆×貴金属」「漆であなたの大切な物を作っています」
という意味を込めて「漆貴」としました。

「山猫堂」というのは工房の名前を決める際に
「先ずは漆の工房だから○○堂、我が家の愛猫にちなんで猫も入れたい。
しかし猫堂だと可愛すぎる。」ということでちょっとワイルドに山猫堂となりました。

ところで皆さんお気づきかと思いますが、このサイトは9割方英語で書かれています。
その理由は工房の作品のターゲットを世界に向けているからです。
日本の伝統工芸を日本だけで消費していくのはかなり困難な時代です。
ですから色々な分野の伝統工芸に関わる方々が世界に目を向け始めています。
外国の方も日本の伝統工芸の魅力に気付いてくれていて、
かえって日本人より外国の方のほうが日本のことについて詳しいこともあって驚かされます。
私は工房を始めるにあたり、初めから世界に向けて作品を作ったほうが楽しいのではないか。
そう考え、ターゲットを世界にしました。
今はネットを駆使すれば何とか通じる英語を書くことができるので、苦労しつつも進めています。

「漆貴 山猫堂」の英語バージョンは「Lacquersmith LYNX」と言います。
漆は英語で”Lacquer”、
“smith”というのは職業を表す単語で
“Goldsmith”=金職人 “Bladesmith”=刀鍛冶 “Locksmith”=鍵師、と言った感じで使います。
それにあやかって漆職人という意味でLacquersmithという造語を作りました。
プラス「山猫」は Wildcat や Bobcat とも言いますが、
Lynx という種類もいて、その響きにピンときて拝借することにしました。
ちなみにロゴはこんな感じです。

 

logo_icon

 

ということで山猫堂の説明でした。
ではまた来週。

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