I’m talking about urushi today.
If you read this blog from the beginning, I’ve been taking about urushi several times.
I’d like you to know more about what urushi is. So I keep talking about urushi in this blog.
Urushi is 100% natural ingredient which is collected urushi tree like a gum from rubber tree.
We’ve been using urushi thousands years.
We use “raw urushi” which is direct from the trees as undercoating.
Raw urushi don’t fit for the final coating. We have to refine urushi for it.
When we refine urushi we just need sunlight, no electricity no chemical.
Another strong point of urushi is chemical resistance.
After hardening (dry), urshi won’t affect by aqua regia, which can melt down gold.
Urushi is only vulnerable to ultraviolet rays.
People have been used this great material from ancient times.
There are many superior painting materials nowadays. But I think they were born from urushi.
I’d like to keep using urushi and re-discover the beauty of urushi.
If you find something in my works, it would be my pleasure.
Thank you!!
今日は漆について話したいと思います。
私は自分のことを漆職人だと考えていますが、
この21世紀の現在、塗料として漆を選択することの意義を常に自問しています。
漆を使うことの利点とは何か、それは「エコ」にあると思います。
木を植え、育て、採取する。
精製にも個人のレベルでは電力も化学薬品も必要とせず、
太陽の熱だけで精製作業をすることが出来ます。
時間と労力はかかりますが、木を植えさえすれば、漆を作り続けることはこれからも可能です。
大規模な工場も機械も必要としない塗料は今の時代なかなかありません。
この2016年という時代には再生可能な素材に価値があると感じています。
本当に微々たる力しかありませんが
古来から何千年も使われてきたこの漆という素材の可能性を
後世に引き継ぎ、更に発展させていくことがこの世界に踏み込んだ私の義務であると考えています。
でも結局お客さんに選んでいただく理由は「その商品が魅力的かどうか」ということにあると思います。
「漆を使っているから買おう」ではなく
「好きで買った商品に漆が使われていた」
と気がついてもらえるような商品づくりをしていきたいです。
漆の魅力をもっと人々に伝えて行けるようにこれからも考え続けていきたいと思います。
ではまた来週!