金継ぎって?

 

最近金継ぎについて調べています。

金継ぎとは割れた陶器やガラスの器を漆で接着し、その割れ跡に金粉などを蒔いて化粧をする修理法です。

「物を大事にする文化」として最近では世界的に認知され、学びにくる外国の方も増えているようです。

漆を扱う者として漆に関係することはちゃんと知っておかなくてはと思い(できれば仕事に結びつかないかななんて思いもあり)、ちょっと掘り下げておこうと思ったのです。

そこで色々本を読んだり、人に話を聞きに行ったりしています。

 

100均で日常使う器が全て揃ってしまうこのご時世。

なぜ割れた器をかけた皿をお金と時間を使って修理するのか。

物が必要な量より過剰に作られ、消費を常に求められる現代の生活に少し疲れてしまった人が多いのかもしれません。

思い入れのある大切にしてきた器を修理しても大事に使い続ける。

 

大切にしてきた器を自分の手で時間をかけて修理し、新しい命、記憶を与え、また共に生活していく。

それが金継ぎ。  なのかな。

 

そんなことを考えていたら、ちょっといいアイデアが浮かんできたのです。

そのアイデアとは「ちょっとだけ新しい金継ぎ」。

詳細はもう少し煮詰まったらお話しできるかと思います。

 

次回以降、もう少し金継ぎの話を続けたいと思います。

ではまた。

 

Previous Post
コイのオーダー   鯉のペンダントのオーダーを頂きました。 今まで販売していたものよりひと回り大きくし、 お好みの柄を入れました。   実は漆はピュアホワイトを出すのが難しい塗料。 どんなに白い顔料を使っても、漆本来の色でどうしてもベージュっぽくなってしまいます。 焼付け漆でも真っ白にはできません。(いつかはやってやろうと挑戦中)  …